新スタッフと日本文化、スタッフへの想い

こちらはインスタグラムで紹介した今日の稽古のお菓子。

銘(めい、名前のこと)は薫風。

薫風というと春の風のことですね。

ご興味ある方は他にも季節の風はたくさんあるので是非調べて見てください。

春の風、といえばもう一つ思い浮かぶのはツバメ。ツバメは色々な名前があります、お茶の世界でもいくつも名前がありそれはそれは豊かな日本語の世界が広がっておりますので是非。

ここで敢えて紹介しないのは興味、好奇心というのは能動が肝要だと考えているからです。また一つ調べることであれよあれよと色んな知識が得られるのも楽しいですよね。

話はもどって和菓子。目に見えない風を表現しながら、ツバメをあしらうことでそれとなく季節も伝わり、食べたあとに銘をきくと、またなるほどとなりますよね。

見て楽しい、食べて美味しい、知って嬉しい。

それが茶菓子の世界です。

ついでにも一つ、銘というと、茶道ではやはり茶杓。大切な茶杓には名前がついております。

今日の茶杓は大徳寺朴堂老師、銘は花雲。

お茶の世界で花、というとそれはオートで桜のことを指します。日本の季節はなんと言っても春と秋ですから、その春、花といえば待ちに待っている桜なのです。

花雲の、半分、花はわかりましたね。

では、雲とは、、、

花、盛りになって、満開も満開、辺り一面に咲き誇る桜の木々。

(僕は北海道出身なので本州の桜の規模にビックリしました)

咲きに咲いてそれはもう太陽の光までも遮る程に、まるで雲のようだ、となるわけです。

花雲。

なんともオシャレですね。

以上和菓子の紹介と銘について。

本当はもっとお話したいことたくさんありますがお店では無限にお話できます笑

はてさて、今日の主題はなんといっても初出勤アサミちゃん。

この、初、というのもまた日本人が大切にしていることですよね。初日の出や初鰹、一番風呂みたいに、最初ってやっぱり特別。

僕は占い(経験統計学)も大好きで、このスタッフの初日の卦を注視しています。

どんなお客さんがこられるんだろうか、僕と一緒にお店に立つことでどんな雰囲気や会話が出るのだろうか。

今日の富山は快晴ですが肌寒く、コロナの第4派の影響が出始めたころです。

そんなときに今日縁あって一緒に働けることはこれはこれで日本で当店だけの贅沢なわけです。そう、初日。

アサミちゃんは物静かで飲み屋然とした雰囲気ではないですがなんとも聞き手の正統派といった感じです。

飲兵衛からすると、飲兵衛なんて飲んで喋りたい生き物ですから笑とっても重宝すると思います。

その中で彼女の個性を表現できるよう、どう光を当てたら輝くか色々試していきます。

お酒も大事にしますが、人を大切に扱う空間、飲み屋がそんな素敵な社交場になればと思い、今日もお店に立ちます!

富山一、日本一、世界一、のお店になり、みんなが一番になれるよう、そしてそのお店に来る富山一、日本一、世界一のお客様のご来店を、心より、心より、お待ちしております。

 

店主